メッセージのヘッダと意味の一覧表です。
「MTA」はMTAによって付加されるヘッダを表します。ただし、MTAが付加すると定められているのはReturn-Path:およびReceived:のみです。他のヘッダについてはMTAの独自実装でそのヘッダが存在しなかった場合に付加する機能を持つものがある(あるいは多い)ということであり、本来は上記二つ以外のヘッダは全てMUAが付加すべきです(存在しなかった場合のみ付加されるものは△で示しています)。
「RFC」は規定されているRFC番号です。
RFC2076により"not for general usage"、"not
standardized for use in e-mail"(NetNewsメッセージで使われるヘッダ)、"non-standard"、"discouraged"、のステータスとなっているものは一部を除き記載していません。また、本文においても同様ですが、これらは筆者が独自に調査した結果であり、特にRFCに記載されていないヘッダに関しては、Web上での文献や実際の使われ方を見て記述している部分もあります。詳細および正確な情報はRFC2076から辿ることができるでしょう。
[]は省略可能である事を意味し、{}は'/'で区切られたキーワードのいずれかに置き換わる事を意味します。また、斜体の部分は該当する文字列に置き換わる事を示します。
| フィールド | サブフィールド | ヘッダ | パラメタ | 意味 | MTA | RFC | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| trace-field | Return-Path: | エラーの戻りパス (メイルアドレス) |
バウンスメッセージの戻り経路 | ○ 通常はキューから取り出されるときに削除 |
821 822 |
||
| Received: | from 送信元ホスト by 受信したホスト [via 物理パス] [with プロトコル] [id メッセージID] [for 送信先アドレス] ; 受信日時 |
経由したMTAの情報 | ○ | 822 | |||
| dates-field | Date: | 日時 | 送信日時 | △ | 822 | ||
| Resent-Date: | 日時 | 転送日時 | 822 | 現在ほとんど使われていない | |||
| source-field | originator | From: | メイルアドレス | 差し出し人 | △sendmailはUnixアカウントからユーザ名を拾ってきて付加する | 822 | |
| Sender: | メイルアドレス | 送信者 | 822 | ||||
| Reply-To: | メイルアドレス | 返信先 | 822 1036 |
||||
| resent | Resent-From: | メイルアドレス | 転送メッセージ差し出し人 | 822 | 現在ほとんど使われていない | ||
| Resent-Sender: | メイルアドレス | 転送メッセージ送信者 | 822 | 現在ほとんど使われていない | |||
| Resent-Reply-To: | メイルアドレス | 転送メッセージ返信先 | 822 | 現在ほとんど使われていない | |||
| destination-field | To: | メイルアドレス | 送信先 | 822 | |||
| cc: | メイルアドレス | cc送信先 | 822 | ||||
| bcc: | メイルアドレス | bcc送信先 | 822 | ||||
| Resent-To: | メイルアドレス | 転送メッセージ送信先 | 822 | 現在ほとんど使われていない | |||
| Resent-cc: | メイルアドレス | 転送メッセージcc送信先 | 822 | 現在ほとんど使われていない | |||
| Resent-bcc: | メイルアドレス | 転送メッセージbcc送信先 | 822 | 現在ほとんど使われていない | |||
| reference-field | Message-ID: | メッセージID | メッセージを一意に識別するユニークなID | △ | 822 | ||
| Resent-Message-ID: | メッセージID | 転送メッセージのID | 822 | 現在ほとんど使われていない | |||
| In-Reply-To: | メッセージID | 返信元メッセージ | 822 | ||||
| References: | メッセージID | 参照しているメッセージ | 822 | ||||
| Keywords: | 文字列, [文字列]* | 検索などに使うキーワード | 822 | 現在は全文検索が主流 | |||
| optional-field | Subject: | 文字列 | 題名 | 822 | |||
| Comments: | 文字列 | コメント | 822 | 現在ほとんど使われていない | |||
| Encrypted: | 符号化スキーム キー | 暗号化方法 | 822 | 現在ほとんど使われていない | |||
| extention-field | MIME-Version: | 1.0 (今のところ) | MIMEメッセージであることの宣言 | 2045 | |||
| Content-Type: | MIMEタイプ; パラメタ | MIMEタイプ MIME-Version:がない場合は意味が異なっていた。(RFC1049) |
△"text"を付けるものもある | 2045 | |||
| Content-Transfer-Encoding: | エンコード方法(TES) | ボディのエンコード方法。主に7bit。 添付ファイルのパートなどではBase64が使われる。 |
2045 | ||||
| Content-Description: | 文字列 | そのパートに対する説明。主にファイル名等。 | 2045 2183 |
||||
| Content-Disposition: | {attachment|inline} ; パラメタ |
そのパートが「添付」か「内包」か。ファイルに関する情報も記述する。 | 2183 | ||||
| Content-ID: | メッセージボディID | そのパートを識別するユニークなID | 2045 | ||||
| Content-Language: | 言語識別子(en、ja等) | そのパートの言語 | 1766 | Language:は非推奨 | |||
| Content-MD5: | ダイジェストをBase64化したもの | メッセージが改変されていないことを証明するためのボディのダイジェスト | 1864 | ||||
| Content-Location: | URI | 自分のパートを特定するURI。Content-ID:と同様に他のパートから参照される | 2557 | ||||
| Return-Receipt-To: | メイルアドレス | 受信確認通知先。 非推奨 |
無し (1865) |
experimental Return-Path:を使うべき |
|||
| Disposition-Notification-To: | メイルアドレス | 開封通知先 | 2298 2532 |
||||
| Organization: | 組織名 | 発信者所属組織 | 1036 | NetNews用だがEmailにも使われている | |||
| Errors-To: | メイルアドレス | バウンスメッセージ通知先。 非推奨 |
無し | experimental Return-Path:を使うべき |
|||
| Encoding: | 行数 符号化スキーム [, 行数 符号化スキーム]* |
ボディを「行数」で区切って異なる符号化であることを指示。 | 1154 1505 |
experimental 現在は使用されることはほとんどないと思われる |
|||
| Precedence: | {special-delivery| first-class|list|bulk|junk} |
配送の優先度 | 無し | Non-standard experimental sendmail独自 |
|||
| Impotance: | {High|Normal|Low} | メッセージの重要度 | 2156 | ||||
| Sensitivity: | {Personal|Private| Company-Confidential} |
宛て先に対する親展の度合 | 2156 | 解釈は実装依存 | |||
| Delivered-To: | メイルアドレス | 無限ループ防止のためにenvelope-toを記録 | ○qmail | 無し | qmail独自 qmailは一通ずつ送信するためbcc:が他人に洩れることはない |
||
| Apparently-To: | メイルアドレス | To:がないメッセージに付加される。全てのenvelope-toが記述されるためbccも見えてしまう問題あり。 | ○sendmailのみ | 無し | experimental sendmail独自 RFC1211で問題の指摘あり |
||
| user-defined-field | X-UIDL: | 文字列 | POP3サーバの付加するID(UIDL) | 無し | |||
| X-PRIORITY: | {1-5} | メッセージに優先度を設定 | 無し | ||||
| X-Face: | 48×48ピクセルの画像 | メッセージにいわゆるアイコンを付加 | 無し | ||||
| X-URL: | URL | 送信者のWebページなどのURL | 無し | ||||
| X-Mailer: | 文字列 | 送信MUAの名称 | 2076 | ||||
SMTPで使用されるコマンドの一覧です。
| コマンド | パラメタ | 意味 | RFC |
|---|---|---|---|
| HELO | domain | セッションの開始。 | 821 |
| EHLO | domain | 拡張セッションの開始。サポートする拡張機能名リスト、受信可能なメッセージ最大サイズ等を返す。 SIZE BINARYMIME 8BITMIME DSN PIPELINING CHUNKING等のキーワードを返す。 |
1869 |
| FROM:<アドレス> [追加パラメタ] | メッセージ送信開始宣言。 RFC1652で8BITMIME拡張が定義。8BITMIME/7BIT追加パラメタにより8bit送信であるか否かを宣言可能。 RFC1830でCHUNKING/BINARYMIME拡張が定義。BODY追加パラメタによりボディの種別を指定可能。 (CHUNKINGの場合は8BITMIMEの場合もBODY追加パラメタの値として記述する) RFC1870でSIZE拡張が定義。SIZE追加パラメタにより送信データサイズをMTAに宣言可能。 (e.g.)MAIL FROM:<user@domain.org> SIZE=12364 RFC1891でDSN拡張が定義。RET追加パラメタによって送達通知の形式を指定可能。ENVID追加パラメタによってオリジナルメッセージのSenderを識別可能。 |
821 1652 1869 1870 1891 |
|
| SEND | FROM:<アドレス> | ログインしている端末宛てにメッセージ送信開始宣言。 | 821 |
| SOML | FROM:<アドレス> | ログインしていればその端末宛て、していなければメイルボックス宛てにメッセージ送信開始宣言。(Send Or MaiLの略) | 821 |
| SAML | FROM:<アドレス> | 端末およびメイルボックス宛てにメッセージ送信開始宣言。(Send And MaiLの略) | 821 |
| RCPT | TO:<アドレス> [追加パラメタ] | 宛て先の指定。複数回繰り返し可能。 RFC1891のDSN拡張にて、追加パラメタとしてNOTIFY(送達通知の有無の指定)/ORCPT(転送時の最初の宛て先)を指定可能。 |
821 1891 |
| DATA | メッセージデータ(メッセージヘッダ含む)の送信開始合図。 <CRLF>.<CRLF>でメッセージデータ終了。 ヘッダの終了は<CRLF><CRLF>(空行)。 |
821 | |
| BDAT | サイズ [終端キーワード] | BYNARYMIME/CHUNKING拡張でのバイナリのメッセージデータ送信開始合図。 | 1830 |
| ETRN | [{hostname|@domain|#queuename}] | 相手サーバにパラメタで指定した対象に対してキューイングされたメッセージを処理させる。 | 1985 |
| VRFY | username | 受信ホスト上のユーザ情報取得。 | 821 |
| EXPN | listname | 受信ホスト上のメイリングリストのメンバリスト取得。 | 821 |
| RSET | セッションの開始状態に戻る。 | 821 | |
| HELP | サポートするコマンドのリスト。 | 821 | |
| NOOP | OK応答を返す。 | 821 | |
| TURN | ReceiverSMTPとSenderSMTPの役割の反転。 セキュリティ上の問題からETRNに置き換わっている。 |
821 | |
| AUTH | 認証スキーム名 | 指定された認証方式による認証トランザクションの開始。 | 2554 |
| STARTTLS | TLS(Transport Layer Security:RFC2246)セッションの開始。 | 2487 | |
| QUIT | セッションの終了 | 821 |
POP3で使用されるコマンドの一覧です。POP3は非認証状態と認証済み状態の二つの状態を持ちます。状態に関らず使用できるコマンドと、各状態において使用可能なコマンドをそれぞれ示します。
| 使用可能な状態 | コマンド | パラメタ | 意味 | RFC |
|---|---|---|---|---|
| 常時 | CAPA | サポートするコマンドリストを返す。 | 2449 | |
| NOOP | OK応答を返す。 | 1939 | ||
| RSET | ユーザ認証状態に戻る。削除マークは解除される。 | 1939 | ||
| QUIT | 削除マークのついたメッセージを削除し、セッションの終了する。 | 1939 | ||
| 非認証状態 | USER | username | ユーザ名の送信。 | 1939 |
| PASS | password | パスワードの送信。成功すれば認証済み状態へ。 | 1939 | |
| APOP | username digest | ユーザ名と、greetingメッセージに含まれるデータ+パスワードのMD5形式ダイジェストをbase64エンコードしたものを送信して認証。成功すれば認証済み状態へ。 | 1939 | |
| 認証済み状態 | STAT | 全メッセージ数と総サイズを返す。 | 1939 | |
| LIST | [msgno] | (指定)メッセージのサイズを返す。 | 1939 | |
| TOP | msgno linecount | 指定メッセージを先頭から指定行数取得。行数はボディの行数。 | 1939 | |
| RETR | msgno | 指定メッセージを取得する。 | 1939 | |
| DELE | msgno | 指定メッセージに削除マークを付ける。 | 1939 | |
| LAST | アクセスされた中で最大のメッセージ番号を返す。(現在は使われていない) | 1460 | ||
| UIDL | [msgno] | (指定)メッセージのユニークなIDを返す。 | 1939 |
IMAP4には状態が3通りあります。POP3と比較して、「フォルダを選択した状態」という物が追加されます。JavaMailにおいてFolder#open()を行っていないと使用できないメソッド群は、このIMAP4における選択状態に合わせられています。状態に関らず使用できるコマンドと、各状態において使用可能なコマンドをそれぞれ示します。
| 使用可能な状態 | コマンド | パラメタ | 意味 | RFC |
|---|---|---|---|---|
| 常時 | CAPABILITY | サーバがサポートする機能範囲を示す文字列を返す。 | 1730 | |
| LOGOUT | セッションを終了する。 | 1730 | ||
| NOOP | OK応答を返す。 | 1730 | ||
| 非認証状態 | LOGIN | username password | ユーザ名/パスワードを指定して認証。平文であるため使うべきではない。 | 1730 |
| AUTHENTICATE | 認証スキーム名 | 指定された方法で認証を開始する。 | 1730 | |
| 認証済み状態 (非選択状態) |
STATUS | フォルダ名 項目名 | フォルダの状態を返す。 | 2060 |
| APPEND | フォルダ名 [flags] [date] message | 指定フォルダの末尾にメッセージを追加。複数行リクエスト。 | 1730 | |
| SELECT | フォルダ名 | フォルダを選択状態にする。他のフォルダの選択状態はこのコマンドの成功/失敗に関らず解除される。 | 1730 | |
| EXAMINE | フォルダ名 | フォルダをREAD_ONLYで選択状態にする。 | 1730 | |
| CREATE | フォルダ名 | フォルダを生成する。 | 1730 | |
| DELETE | フォルダ名 | フォルダを削除する。 | 1730 | |
| RENAME | フォルダ名 新フォルダ名 | フォルダの名称を変更する。 | 1730 | |
| LIST | 参照名 フォルダ名 | 指定参照名中の(ワイルドカード指定も可能な)フォルダ名を元にフォルダ名の一覧を返す。 | 1730 | |
| LSUB | 参照名 フォルダ名 | 購読しているフォルダの一覧を返す。 | 1730 | |
| SUBSCRIBE | フォルダ名 | フォルダを購読中にする。 | 1730 | |
| UNSUBSCRIBE | フォルダ名 | フォルダを購読解除する。 | 1730 | |
| 選択済み状態 | CHECK | サーバの実装依存のリフレッシュや何らかのチェックを行う。 | 1730 | |
| CLOSE | 削除マーク付きメッセージの削除を行い、フォルダを非選択状態にする。 | 1730 | ||
| FETCH | msgno 項目名 | 指定メッセージの指定項目を返す。 | 1730 | |
| STORE | msgno 項目名 値 | 指定メッセージの指定項目を指定値に変更する。 | 1730 | |
| PARTIAL | msgno 項目名 開始位置 サイズ | 指定したメッセージの一部を返す。IMAP4rev1でobsoleteに。 | 1730 | |
| COPY | msgno フォルダ名 | メッセージを他のフォルダにコピーする。 | 1730 | |
| EXPUNGE | 削除フラグの付けられたメッセージを削除する。 | 1730 | ||
| UID | {COPY|FETCH|STORE|SEARCH} パラメタ | 他のコマンドをメッセージ指定/返却値としてUIDを用いるものとして起動する。 | 1730 | |
| SEARCH | [charset] 検索基準 | フォルダ内のメッセージの検索を行う。 | 1730 |
IMAP4における各フォルダの持つ属性の一覧を示します。これらはFETCH応答でIMAP4サーバから返される文字列です。
| 属性名 | 意味 |
|---|---|
| \Noinferiors | メイルを格納することができるフォルダ。(注1) |
| \Noselect | メイルを格納できないフォルダ。選択もできない。 ツリーにおける枝を表す。(注1) |
| \Marked | フォルダが選択されていない間にメッセージが追加されている。(注2) |
| \Unmarked | 新着メッセージの追加がされていない。(注2) |
注1:\Noinferiorsと\Noselectの両方のフラグが返されることはない。
注2:\Marked/\Unmarkedの判別が付かない場合や\Noselectのフォルダの場合は何れのフラグも返されない。
IMAP4における各メッセージの持つ状態の一覧を示します。
| 状態名 | 意味 |
|---|---|
| \Seen | メッセージは既に読まれている。 |
| \Answered | メッセージに対して返信済みである。 |
| \Flagged | メッセージが緊急または特別な注意であることを表す。 |
| \Deleted | 削除予約済みである。 |
| \Draft | メッセージは作成中である。 |
| \Recent | フォルダを選択していない間に到着したメッセージである。 |
Sessionオブジェクトに対して与えるPropertiesに関してJavaMailが参照するキーの一覧を以下に記します。
筆者はこれらのプロパティとそれらの相関関係を覚えるのが辛かったので、基本的にメソッドで全てを指定する方が楽だったのですが、メソッドのパラメタでは指定できず、プロパティ値でのみ指定できる情報もあります。特にプロバイダに特化した機能は基本的にプロパティとして与えることになります(代表的なものは"mail.smtp.from")。
ここでは、代替メソッドが存在するか否かを合わせて記載します。
なお、「デフォルト値」はこのプロパティが存在しなかった場合に使用される値を表しています。
| プロパティ名 | 値 | デフォルト値 | 意味 | 代替メソッド |
|---|---|---|---|---|
| mail.store.protocol | providerを識別する文字列 | JavaMailが最初に見つけたプロバイダのプロトコル名 | 受信に使用するプロトコル名。 厳密には、使用するStore実装クラスを決定するための、javamail.providersまたはjavamail.default.providersファイルにおけるキー"protocol"の値名。 |
Session#setProvider() |
| mail.transport.protocol | providerを識別する文字列 | JavaMailが最初に見つけたプロバイダのプロトコル名 | 送信に使用するプロトコル名。 厳密には、使用するTransport実装クラスを決定するための、javamail.providersまたはjavamail.default.providersファイルにおけるキー"protocol"の値名。 |
Session#setProvider() |
| mail.プロトコル名.host | ホスト名またはIPアドレス | mail.hostの値 | そのプロトコルにおける接続先ホスト。 | Service#connect() |
| mail.プロトコル名.user | ユーザアカウント名 | mail.userの値 | そのプロトコルにおけるユーザアカウント。 | Service#connect() |
| mail.プロトコル名.class | Providerクラス名 | 無し | そのプロトコルにおける使用プロバイダ。同一プロトコル名のプロバイダが複数インストールされている場合に使う。 | Session#setProvider() |
| mail.host | ホスト名またはIPアドレス | ローカルホスト | デフォルトの接続先ホスト。 | Service#connect() 注:Message-ID:のドメイン名を指定する代替はない |
| mail.user | ユーザアカウント名 | Systemプロパティのuser.nameの値 | デフォルトのユーザ名。 | Service#connect() |
| mail.from | メイルアドレス | mail.userの値@mail.hostの値 | InternetAddress#getLocalAddress()で取得されるメイルアドレス。 Message-IDにも使用される。 |
Message#setFrom() 等 |
| mail.debug | "true"/"false" | "false" | デバッグモードか否か。 | Session#setDebug() |
| mail.alternates | メイルアドレス | 無し | 全員に返信(Message#reply(true))時の宛て先から取り除きたいアドレス。 |
JavaMailに添付されているSMTP Providerが参照するキーの一覧を以下に記します。
| プロパティ名 | 値 | デフォルト値 | 意味 | 代替メソッド |
|---|---|---|---|---|
| mail.smtp.host | ホスト名 | mail.hostの値 | 接続先ホスト。 | Transport#connect() |
| mail.smtp.port | ポート番号 | 25 | 接続先ポート。 | Transport#connect() |
| mail.smtp.user | ユーザ名 | mail.userの値 | SMTP Authenticationを使用する場合のユーザ名。 | Transport#connect() |
| mail.smtp.connectiontimeout | タイムアウト値(ms) | 無し | 接続時のタイムアウト値。 | |
| mail.smtp.timeout | タイムアウト値(ms) | 無し | サーバへの送受信時のタイムアウト値。 | |
| mail.smtp.from | メイルアドレス | From:の内容 | MAILコマンドのパラメタ(envelope-from)に使われるアドレス。JavaMail 1.1.2以前は"mail.smtp.user"。 | |
| mail.smtp.localhost | ホスト名 | InetAddress. getLocalHost(). getHostName() の値 |
HELO/EHLOコマンドのパラメタに使われるホスト名。 | |
| mail.stmp.ehlo | "true"/"false" | true | SMTP拡張セッションの利用を試みるか否か。 | |
| mail.stmp.auth | "true"/"false" | false | AUTHコマンド(SMTP AUTH)を試みるか否か。 | |
| mail.smtp.dsn.notify | "NEVER"/"SUCCESS"/ "FAILURE"/"DELAY" |
なし | RCPTコマンドのNOTYFY追加パラメタ値。 | |
| mail.smtp.dsn.ret | "FULL"/"HDRS" | なし | MAILコマンドのRET追加パラメタ値。 | |
| mail.stmp.allow8bitmime | "true"/"false" | false | 8BITMIME拡張の利用を試みるか否か。 (JavaMailでは常に7bitコードにエンコードが行われるため通常は指定することはありません) |
|
| mail.stmp.sendpartial | "true"/"false" | false | 宛て先アドレス群に無効なものが含まれた場合でも、有効なアドレスに対して送信を行うか否か。 |
JavaMailに添付されているIMAP Providerが参照するキーの一覧を以下に記します。
| プロパティ名 | 値 | デフォルト値 | 意味 | 代替メソッド |
|---|---|---|---|---|
| mail.imap.host | ホスト名 | mail.hostの値 | 接続先ホスト。 | Store#connect() |
| mail.imap.port | ポート番号 | 143 | 接続先ポート。 | Store#connect() |
| mail.imap.user | ユーザ名 | mail.userの値 | ログインユーザ名。 | Store#connect() |
| mail.imap.partialfetch | "true"/"false" | true | IMAPのpartial-fetch機能(メッセージの指定バイトを取得する機能)を用いるか否か。 | |
| mail.imap.fetchsize | バイト数 | 16*1024 | partial-fetch時にサーバに対して指定するfetchサイズ。 | |
| mail.imap.connectiontimeout | タイムアウト値(ms) | 無し | 接続時のタイムアウト値。 | |
| mail.imap.timeout | タイムアウト値(ms) | 無し | サーバへの送受信時のタイムアウト値。 | |
| mail.imap.statuscachetimeout | タイムアウト値(ms) | 1000 | STATUSコマンドで得られるフォルダの状態をキャッシュする時間。 | |
| mail.imap.appendbuffersize | バイト数 | -1 | フォルダへのAPPENDにおいて用いるバッファの最大サイズ。 指定サイズを超えるメッセージはバッファリング無しで転送される。従って、0だとバッファリングしない。-1指定(デフォルト)ではバッファサイズは制限なく増加するため、巨大なメッセージを頻繁にappendする場合は適当なバッファサイズを指定した方がよい。 |
|
| mail.imap.connectionpoolsize | プールするコネクション数 | 1 | コネクションプールを用いる場合の最大コネクション数。 | |
| mail.imap.connectionpooltimeout | タイムアウト値(ms) | 45000 | 保持されているコネクションが開放されるまでの時間。 | |
| mail.imap.separatestoreconnection | "true"/"false" | false | コマンド毎に異なるコネクションを用いるか否か(並行リクエストを用いるか否か)。 |
JavaMailに添付されているPOP3 Providerが参照するキーの一覧を以下に記します。
| プロパティ名 | 値 | デフォルト値 | 意味 | 代替メソッド |
|---|---|---|---|---|
| mail.pop3.host | ホスト名 | mail.hostの値 | 接続先ホスト。 | Store#connect() |
| mail.pop3.port | ポート番号 | 110 | 接続先ポート。 | Store#connect() |
| mail.pop3.user | ユーザ名 | mail.userの値 | ログインユーザ名。 | Store#connect() |
| mail.pop3.connectiontimeout | タイムアウト値(ms) | 無し | 接続時のタイムアウト値。 | |
| mail.pop3.timeout | タイムアウト値(ms) | 無し | サーバへの送受信時のタイムアウト値。 | |
| mail.pop3.rsetbeforequit | "true"/"false" | false | QUITコマンドの前にRSETを発行するか否か。暗黙のうちに削除マークが付けられるサーバの場合に用いる。 | |
| mail.pop3.message.class | クラス名 | com.sun.mail.pop3.POP3Message | 受信時に用いられるクラス。com.sun.mail.pop3.POP3Messageのサブクラスを指定。 |
本書で紹介した情報に関するもののみです。インターネットメイルや日本語に関するRFCは他にも多く存在します。RFCの原本はhttp://ftp.isi.edu/in-notes/等から取得できます。
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