原因究明は思慮のセンスを磨くが、その判断を絶対と思ってはいけない

[ono: それはなぜ起こったか]より、

 原因-結果系は予想ができるし原因究明ができるけど
 刺激-反応系(社会や歴史、コミュニケーションとか)は
 偶然なんだよ

いつも興味深い言葉を紹介してくださっています^^/。

私は、(「心理学化する社会」を読んだこともあり^^;)今の世の中は刺激-反応系のものであってもいつでも「原因化」がされてるなぁ、などと思ってしまいますが^^;。
で、むりやり原因としてこじつけられたり。
でも以前、
[philosophical : 心理学化する社会―なぜ、トラウマと癒しが求められるのか]

原因を求めていろいろ考察すること自体は良いことと思います。責任を求めるのはほどほどがいいけど

こう書いたとおり、原因を求める姿勢は何ら問題無いと思ってるんですよね~。

で、これまた興味深いのが以下です。

企業や学校など組織で、「○○が問題だ、原因を究明しよう」と組織の仕組みやコミュニケーションの問題を取り上げ、トヨタで言われるところの「なぜ?を5回繰り返す」をやってみましょう。
「社長が悪い」「校長が悪い」になります。
確率9割以上。予想可能。

そうですねぇ。なにしろ「組織の責任者」ですから、「社長次第で問題は回避されていたはず」となるのはある意味必然ではあります^^;。
原因追求は何段階もメタ化していくもので、その一区切りの位置が「社長が原因」なわけですが(その先には「文化」「社会」といった方向になる)、そこに至る前にも原因らしきものは沢山ありますしね~。
上記はメタ化を5段階も行えばほぼ「社長」に行き着く、という話ですね^^;。
その何段階かの「原因」のうち、もっとも改善の妥当性がある「原因」を見極める作業というのが人の問題解決力のセンスを向上しますから、やっぱり原因を検討/検証するのは何においても有用ですね。

私的に注意したいのは上記引用にも書いたとおり、そこで見極めた「原因」が唯一と思いこんで「責任追求」に躍起になると、まずい風が吹きはじめる、というところ。

また、「社長が原因」が一区切りの位置にある、というのも興味深くて、そこに行きつく(それ以上メタに追求をしない)ことが多いのは、責任を取れる妥当な根幹であるから、なんですよね~。あぁ社長って可哀想:p。
あぁ、そういえば「社員が悪い」と言った「社長」もいたっけ:p。
でもそこまで行かなくても図太さも無いとほんとにやっていけないでしょうねぇ^^;。

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コメント(14)

Cause and Effect.

onoです
実はいま雲隠れ中でして(オイオイ)、夜には復活しますが(ん?プチ家出?自分(爆))

トラバありがとうございました。

斉藤環さん、注目株なのに、1冊も読んでなくて、どれにしようかなぁと思ってるところです。<書かれてた「心理学化する社会」の感想&評論記事全部よみましたぁぁぁぁぁ。
ボクのどっかの記事にかきましたが「ひきこもり文化論」について BK1でインタビューを受けてますね(インタビュアがまた気鋭の若手有名人のチャーリーさんなので○)

>そこで見極めた「原因」が唯一と思いこんで
ここ、ポイントですね。犯人探しをして、それで思考停止になるのが怖い。中世の魔女狩りの時代になりそうな脅えもあったりするんで、「原因究明なんてやめちまえ」ととりあえずの警報路線でござりまするw

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このページは、Shinが2004年1月26日 11:48に書いたブログ記事です。

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