理想論は目的を見失わないために必須

理想論が嫌われることがよくあります。

「現実を見ろよ」「そんなこと語ってるだけじゃ何も改善しないよ」

理想論は理想的な解決であり、その実現には巨大な壁が多数あり、実現は不可能と思えるものを主に指します。

しかし、理想論抜きに現実を見ることに注力していれば良くなるかというとそんなことはまったくなく、継ぎ接ぎの山が出来上がるばかりです。そういうのは対処療法とよばれます。

対処療法も重要です。できることからやるしか無いのです。

しかし、理想論として切り捨てられる論点は、最終的な解決を見るまで忘れてはならないものだと思います。

理想論とは何が根本的な問題かを見極め、本来ならばそれを解決すればもっともスムーズにことが運ぶというものです。

これをまったく考えないと、対処療法は近い将来より大きな問題を招くだけの手段と化します。「年金」とか「年金」とか「年金」とか。

理想論は、それだけを見ていると前に進めなくなる材料でもありますが、それを踏まえた対応をしていかないと目先の問題しか見えなくなったり、手段が目的化しやすくなります。

あぁ、例はいくらでもあるけど思いついたのが年金だっただけよ、念のため:p。

まぁたとえば、「言論の自由のために匿名性が必要であるという議論の空しさ」等は典型的な理想論。
無理な前提の上では問題がなくなると言っているわけだけれど、この根本的な問題を忘れて「匿名は必須」という正当と言い切れない前提を置く人がたまにいるわけ。
そりゃ匿名は現実的には必要だけど、それは譲歩でしか無いと思うわけですね。

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このページは、Shinが2004年8月20日 23:35に書いたブログ記事です。

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