最も優先すべきは顧客の感情、次に優先すべきは開発者の感情、尊重はすれど優先してはならないのは管理者の感情

中規模以上のプロジェクト運用の秘訣
に書いたことの焼き直し格言。
管理者の立場に立ってこそ実感する…はずなんですけどね。
さて、顧客の感情(満足)は当然として、開発者(プログラマ)の感情についてですが、開発者は大抵ほうっておいても生産的活動を勝手にするのでほうっておければ一番良いのですが、やはり人間ということと、技術力の差の問題により、規約や進捗管理などで縛る必要はあります。良くできた開発者はそれらもほうっておいてもできるんですけどね。
で、しぶしぶ一見面倒そうだけど管理上必要な作業などをお願いしたりするケース(*)が出てくると思いますが、それを行う意義を納得してもらわないと、最終的に好きなようにやらせるよりも全体の成果が出ないということが起こってきます。

(*)のような作業の意義について、管理者自身は理解できているでしょうか?あるいは理解できていたとしても、それが必須であることを理由に目的化して、まず管理ありきになっていないでしょうか?どちらにせよ、「管理」を嬉々としてやるような人がよく開発者の槍玉に上がります。開発者がある規約の意義についてたずねた時に管理者が期限を悪くするようだとプロジェクトはどうなるでしょうか?管理者は気分で管理してはなりません。開発者の気分を害してはいけません。それがマネジメントってもんです。

管理者の作戦として、開発者を怒らせることで動かす、という高等戦術もありますが、これは本当に高等戦術です。管理者の役割って、子供をしつける親みたいなものです。子供を叱ることはあっても怒るのは十分にその結果を考えた結果でしょう。親は我が侭な子供を躾けつつ、子供が遊びの中から見つける新しいことを微笑ましく思いながら成長を見守るものです。子供の怒りに怒りで返すのではなく納得を与える。そして、いざというときにはきちんと責任を取る。

理想としては、管理者は開発者を信頼して、責任だけは取る、という態度でしょう。信頼できる開発者を自分で手配できない環境の管理者は厳しいですねぇ。

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このページは、Shinが2005年7月26日 10:03に書いたブログ記事です。

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