高木さんも Winny と産業音楽に関して言及。特に音楽は文化というより洗脳/中毒である、というご意見に目から鱗です^^;。
Winny のようなソフトウェアを作成すれば逮捕されます
で、ちらっと触れた内容ですが、違法性のあるファイルが多数存在したからこそ普及した、つまり人々が Winny に強い魅力を感じたわけで、合法なファイルしか流れないようにしていた場合、そもそも普及しなかったんじゃないか?と思っているわけですが、高木さんはその点について、P2P はネットワーク負荷を増大するわりには検索性が悪く不安定で、目的のものを入手するのに時間がかかるといった面も同時に指摘されています。
コンテンツ管理の面から言っても頒布の面から言っても、結局安定した一ヶ所からの供給の方がよいだろう、と今は思っています。先の記事ではコンテンツは P2P で配布し、試聴のために必要なキーに相当するものを特定サーバから得れば?と深く考えずに書いたりもしましたが、配布元の証明には使えても(これ特許ネタ^^;)違法コピーを防いだり流通革命を起こせるような策とはならないなぁと思いつつでした。今回が深く考えてるかというと、やはり書きなぐりではありますが^^;。
流通に関しては、欲しいものが解っている場合、Winny で検索して一晩待って入手するよりも、明確な供給元から高速な回線を経由してダウンロードするほうが圧倒的に速いですから。
そのようなわけで、今後は Akamai の様な分散キャッシュサーバこそ最も利用者の利便に合致し、推進されるのではないかと思います。分散したキャッシュサーバ同士のミラーリングにこそ Winny のような P2P 技術が使われればよいと。これはファイル配布に限定しています。私的ファイル交換やメッセージングのようなローカルなものは別と考えています。
実際、ベンダーのサイトから合法に楽曲などをダウンロードする場合は、現状でもそうなっていますもんね。
なぜそれを全員が利用せず、違法な方法に固執するのかと言えば、人によって違いますが(そしてそれが問題なのですが)、大まかには「楽曲がそれ自身の価値と比較して高過ぎる」「とにかくただで手に入る手段があるならそっち」の二つであろうと思います。そして後者が前者の意図を掻き消すわけです。
そうすると、直感的には正当な入手方法の障壁をめいいっぱい下げれば、皆が正当な入手方法を利用するようになりそうです。違法利用が掻き消されるほどに正当な利用、別の言い方をすればコンテンツ提供者側への感謝が示されるようになれば、47氏の思惑も達成されるでしょうし。そのためにはどうすればいいか。
無料にして寄付(感謝料/投げ銭)を募ればいいんじゃないか?というのが 47氏の考え方であり、幾人かがいろいろな分野で実践している方式です。純粋なシェアウェア(支払を強制しないもの)ですね。
しかし、こちらでも言われているような MovableType 3.0 への動きなども見て解るように、結局感謝料はコンテンツの価値に見合うほども集まらないケースがほとんどです。これは利用者のモラル次第であり、コンテンツの種類によってはこのモデルで成功しているものももちろんありますが、払おうという気にさせるのが難しいことを感じさせます。小額課金のシステム自体がまだ本当に簡便な方法が認知されていないことも大きいとは思いますが。@Pay や PayPal など決済の手間が少ないシステムはいろいろありますが、これらのサービスを利用することとのコスト対効果でコンテンツ提供者側としてはいまだ導入に躊躇している段階ではないかと思います。
だからといって、MovableType 3.0 のように急に1万円以上というのも微妙な所ですよね。
ここはなんとか簡便な小額課金システムが普及して、コンテンツ購入は100-1000円程度でできるようにし、それに加えて寄付金を募る形態が落とし所にならないだろうか?と妄想したりします。
これらのシステムができた所で違法コピーが無くなるわけではないのですが、違法コピーの取り締まりはきっちり継続することで、数百円払うか逮捕されるか、という価値判断を問うこととなり、おそらく充分な抑止力として働くように思います。やはり問題は小額課金システムが年齢を問わずに簡便に利用できるようになるかどうか、現金での決済と同様に匿名で支払うことができるか?といったところにありそうです。