it: 2004年5月アーカイブ

はてなアンテナをプライベートモードでご利用の方で、携帯端末からアンテナをご覧頂く場合に、閲覧用のパスワードを設定頂いておりますが、このパスワードが「リンク元」として送信されるために、はてなダイアリーのリンク元表示でアンテナ用パスワードが閲覧可能となる問題がございました。 現在この問題は修正されておりますが(以降略)

あぁ、ありがち。

やってしまっていたのですね、GET でのパスワード送信。
携帯の場合、cookie が使えるとは限らないので、認証済み状態を維持した bookmark を可能にしようと思うと、このような設計になりがちです。この方式なら機種を選ばずうまくいきますもんねぇ。

でもやっぱり URL にパスワードをくっつけちゃだめ~。漏れ漏れです。
携帯だから一見 URL が見えにくいように思えるかもしれませんが、漏れ漏れです。

かといって機種を見て方式を変えるのもなんだかなぁ、ではあります。

今回の場合はアンテナというページ構成の特徴からして、リンクを全部リダイレクタ経由にするという手が考えられますが、プライベートモードの時だけそうするのもやっぱりなんだかなぁという気もします。
あぁ、でもプライベートモードのアンテナ URL が referrer で飛んでも嬉しくないからやっぱりプライベートモードの時だけリダイレクタ経由という方法でもいいか…。どうやって対処されたのかはしらないですけど^^;。

cookie の使えない機種は見捨てるという手もあり。端末IDが見れるやつとかはそれも可だけど…それって結局機種を見て方式を変えてるってことやん^^;。

まぁ、何にせよ URL に秘密情報を含ませてはいけませんってことで~。

あぁ、あんまり考えてない…ただ数日前に書きかけたしちょっとだけ言いたかったので無責任に出してみるだけです_o_。あんまりにもピント外れだったら叩くなり無視するなりしてくださいってことで。

切込隊長BLOG ~俺様キングダム: パブリックP2P

にて、レアな(たとえば廃版になった)コンテンツを入手する手段となった、という Winny その他の P2P ものの功が主張されています。当初から P2P に期待されていた点の一つであり、その効果はなかったわけではないと思う、あるいは再販制度などが整備されていない現状においては少なくない効果があったと言えると思うのですが、しかしそれでも事実としてはそんなことは(あまり)無いのではないかと思ったりします。少なくとも Winny がその視点における最適解ではなかった、と。
こう思う根拠としては、既に指摘されている、Winny などの P2P ものの検索性の悪さです。

レアな情報がほしいと言ってもレアなら何でもいいわけではないので、ここでは隊長が例に挙げているように欲しいものが既に分かっているケースで、且つ一度でも public な状態にあったコンテンツに限定してみます。というか、そうでないものは P2P 以外の手段の方が見つかるように思いますし。Winny だとそのタイトルなりを入力して待っていれば、どこかのノードで公開されていることが分かればそれが入手できるんでしょう。実は昔一度試しに起動してみただけなので詳しくは知らないんだけど-_-。

さて、本当に欲しかったものが見つかるでしょうか?隊長は見つかったそうです。よかった。でも、隊長の例にあるくらいのレア度になると、実は放流されている可能性はかなり低いのではないかと推測します。そもそも放流されていない可能性もある上に、たとえどこかに存在したとしても、query がそこに到達しない可能性も高いのではないかと思います。query は winny ネットワーク上のすべてのノードに届くようになっているのでしょうか?おそらく数10ホップで query は消滅するはずです。というあたりの実態について、実はだれか教えてくれたら嬉しい^^;。


ここまでは数日前に書いたんですが、この後、
切込隊長BLOG ~俺様キングダム: 拙文が批判された件ついて
という記事のコメント中に(111さんによる)興味深いご意見が出てきています。
さっとしか読めてないので全体の要約が難しいのですが、「どんなにレアであろうとも著作物はもともと著作者のものなんだから、著作者の意向を無視してユーザ同士だけでやりとりしてんなよ」ってなことです。要約しちゃうと当たり前に見えるな^^;。隊長の「賞味期限が終わったコンテンツは、書籍同様パブリックになるべき」と共に(一見相反するように見えるかもしれないが)共感できるわけです。

念のために書くと、前者はユーザに著作者の意向を無視するなと言っていて、後者は著作者にできるだけ著作をパブリックに、と言っています。

111さんは主張の中で「中間詐取者」にあたる人たちの役割についても説明されています。中間詐取者を単に擁護できるわけでもありませんが単に叩くこともできないことが解ると思いますので、長いですけど一読の価値ありと思います。

あと、関連して興味深いと思ったのは前者記事の296さんの「そもそも創作ってのは基本的に作ったら赤字になるのは世の常だろう。その赤字から物事が始まる。」という節。そうですね…。

47氏逮捕事件がきっかけとなって、なんだかんだ言って話題がいい方向に向かって行っていることを感じます。私も話題がうやむやに収束しないようにするために、とりあえずたまに話題にしようかなって気になってるし。

ところで後者記事本体を読んで、隊長って実は議論が得意というわけではないのかもなぁ、とか思ったり^^;。ここでの「議論」は相手の言わんとすることを正確に把握するという面倒な作業という意味だけど。今回のおいらの記事は単なる表面上の感想~_o_。

高木さんも Winny と産業音楽に関して言及。特に音楽は文化というより洗脳/中毒である、というご意見に目から鱗です^^;。

Winny のようなソフトウェアを作成すれば逮捕されます
で、ちらっと触れた内容ですが、違法性のあるファイルが多数存在したからこそ普及した、つまり人々が Winny に強い魅力を感じたわけで、合法なファイルしか流れないようにしていた場合、そもそも普及しなかったんじゃないか?と思っているわけですが、高木さんはその点について、P2P はネットワーク負荷を増大するわりには検索性が悪く不安定で、目的のものを入手するのに時間がかかるといった面も同時に指摘されています。

コンテンツ管理の面から言っても頒布の面から言っても、結局安定した一ヶ所からの供給の方がよいだろう、と今は思っています。先の記事ではコンテンツは P2P で配布し、試聴のために必要なキーに相当するものを特定サーバから得れば?と深く考えずに書いたりもしましたが、配布元の証明には使えても(これ特許ネタ^^;)違法コピーを防いだり流通革命を起こせるような策とはならないなぁと思いつつでした。今回が深く考えてるかというと、やはり書きなぐりではありますが^^;。

流通に関しては、欲しいものが解っている場合、Winny で検索して一晩待って入手するよりも、明確な供給元から高速な回線を経由してダウンロードするほうが圧倒的に速いですから。

そのようなわけで、今後は Akamai の様な分散キャッシュサーバこそ最も利用者の利便に合致し、推進されるのではないかと思います。分散したキャッシュサーバ同士のミラーリングにこそ Winny のような P2P 技術が使われればよいと。これはファイル配布に限定しています。私的ファイル交換やメッセージングのようなローカルなものは別と考えています。

実際、ベンダーのサイトから合法に楽曲などをダウンロードする場合は、現状でもそうなっていますもんね。

なぜそれを全員が利用せず、違法な方法に固執するのかと言えば、人によって違いますが(そしてそれが問題なのですが)、大まかには「楽曲がそれ自身の価値と比較して高過ぎる」「とにかくただで手に入る手段があるならそっち」の二つであろうと思います。そして後者が前者の意図を掻き消すわけです。

そうすると、直感的には正当な入手方法の障壁をめいいっぱい下げれば、皆が正当な入手方法を利用するようになりそうです。違法利用が掻き消されるほどに正当な利用、別の言い方をすればコンテンツ提供者側への感謝が示されるようになれば、47氏の思惑も達成されるでしょうし。そのためにはどうすればいいか。

無料にして寄付(感謝料/投げ銭)を募ればいいんじゃないか?というのが 47氏の考え方であり、幾人かがいろいろな分野で実践している方式です。純粋なシェアウェア(支払を強制しないもの)ですね。

しかし、こちらでも言われているような MovableType 3.0 への動きなども見て解るように、結局感謝料はコンテンツの価値に見合うほども集まらないケースがほとんどです。これは利用者のモラル次第であり、コンテンツの種類によってはこのモデルで成功しているものももちろんありますが、払おうという気にさせるのが難しいことを感じさせます。小額課金のシステム自体がまだ本当に簡便な方法が認知されていないことも大きいとは思いますが。@Pay や PayPal など決済の手間が少ないシステムはいろいろありますが、これらのサービスを利用することとのコスト対効果でコンテンツ提供者側としてはいまだ導入に躊躇している段階ではないかと思います。

だからといって、MovableType 3.0 のように急に1万円以上というのも微妙な所ですよね。

ここはなんとか簡便な小額課金システムが普及して、コンテンツ購入は100-1000円程度でできるようにし、それに加えて寄付金を募る形態が落とし所にならないだろうか?と妄想したりします。

これらのシステムができた所で違法コピーが無くなるわけではないのですが、違法コピーの取り締まりはきっちり継続することで、数百円払うか逮捕されるか、という価値判断を問うこととなり、おそらく充分な抑止力として働くように思います。やはり問題は小額課金システムが年齢を問わずに簡便に利用できるようになるかどうか、現金での決済と同様に匿名で支払うことができるか?といったところにありそうです。

と、煽りタイトルで行きましょう。ただし、「Winny のような」とは、「悪用が容易に想像できるのにそれを抑止する何らかの対応を考えなかった」ということです。P2P だからというわけではありません。普及したかしなかったかは実際の被害に直結するので、作者にそれが予測できるかはともかくとして、影響してしまいます。SoftEther あたりもそこをきちんと考えないと危険です。いろんな観点から何度も言っていますが、道具は使う人しだいだからといって何を作ってもいいわけじゃないんです。

なお、私は Winny 作者の理念には賛同しています。SoftEther に関しては微妙^^;。ここここに書いたように。

この話題、スルーしようと思っていたのですが、essa さんの文章に共感&興味を惹かれたので記事にしてみました(IT関係だし当然もともと興味は持っている)。あ、でも今記事書いても既に何も新しい視点はないか?^^;

理念とは、良いコンテンツを作成した人が、そのコンテンツを評価する人からその評価に見合った報酬を受け取るべきだということです。良いコンテンツを創造した人がむくわれるシステムがあれば、それにはげむ人が増えて、社会全体として創造されるコンテンツはより豊かなものになる。このことは、技術の進歩と関係なく、常に尊重されるべき立派な理念です。 : 彼が提案する代替案とは、P2Pネットワークによるコンテンツの流通と、デジタル証券システムによる対価の支払いです。彼は前者については、プログラムのレベルまで具体化して提案し、後者について概念モデルを提示しています。どちらも現行の技術で充分実現可能な提案です。

ほとんど essa さんと立ち位置が同じなんですが、幇助(厳密な幇助の定義にあたるかは微妙だけど故意に犯罪を助長した)の罪を問うのは妥当とする立場です。法律上の罪かどうかは私には判断が付きませんが直感的には逮捕に相当する罪ではないかと思っています。
携帯電話のカメラの場合、悪用が容易に想像できるため、シャッター音などの防衛策が盛り込まれましたが、Winny は悪用の可能性どころか、悪用が主体になりそうであることすら容易に想像可能なのに、作者側がそれを抑止する手立てをなんら講じていませんでしたから。そのあたりで「意思」について問われると思います。
ただ、もちろん真意は理解できまして、「毒を放たないと分からない」ってやつですね。47氏は完全に確信犯です。鳥と卵の選択をした(※)。そして、罪を被ることも辞さずに行動を起こしたんです。たとえ逮捕されてもそれによって多くの人がこの問題を考えるきっかけになるなら、くらいの気概だったのではないでしょうか。

※悪いとされることを悪いことでなくすためにまだ悪いことじゃなくなっていないのに悪いことをした。

何らかの実効性のある悪用防止策が入っていれば、罪にはならないと思いますが…そこまで詳しくは知らないです_o_。あるいは、「デジタル証券システムによる対価の支払い」のほうをもっと前面に出すことができていれば、犯罪助長の面は軽視されていたでしょう。しかしそれを認知/普及させるためには…というわけで、鳥と卵です。

罪は罪として何らかの形で償い、そして早く次の研究フェーズに移られることをお祈りします。
上記の気概から行くと、逮捕によって P2P 流通が萎縮したら 47氏の本意じゃないでしょうね。まさしく革命を起こしたかったわけだから。コンテンツキー配布/更新サービスみたいなのが構築されて、コンテンツそのものは P2P 流通とかすればいいような気がするけど。あるいは 47氏の希望は投げ銭システムか…。どうなんでしょうね…投げ銭。ビジネスまで行くかどうか…。

参考:
arai blog: 金子勇氏を支援しよう
muse-A-muse:Winny事件を受けて  ヴィント・サーフの銀河系は縮減する...のか? 他のご意見へのリンクも挙げてくださっています。

似て非なるものとして、office さんの事件がありました。私は氏の大義名分はかなり怪しいと思ってます(追記)うわっリンク間違ってました。こっちです_o_。別に人柄が嫌いとかいうわけではないけれど。本当に慎重に脆弱性調査や報告をしている方にとって、かなり害となる行動でしたから…。でも、office さんも愉快犯的側面の行きすぎはあれど、貴重な人材であるとも思いますが。

おっと、当然ながら、某雑誌なんかは当然のごとく罪を問われてしかるべきと思いますけどね。
そして、例によって、報道の論調はあほなんでしょうけどね。見てないけど。

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